秋コーデは気温で決まる|ジップアップパーカー・裏起毛トレーナー・シャギーニット・ボアジャケットの4着

秋コーデは気温で決まる|ジップアップパーカー・裏起毛トレーナー・シャギーニット・ボアジャケットの4着

「秋物を買ったのに、着る日がない」をなくす

九月に入っても、日中はまだ夏の顔をしています。それなのに朝晩だけは、たしかに空気が変わりはじめている。この時期に秋コーデを組もうとして、手に取った一枚をまたクローゼットに戻した経験のある方は多いはずです。

秋冬の服選びがむずかしいのは、季節が「秋」というひとつの季節ではなく、気温が少しずつ下がっていく長い坂道だからです。九月の二十五度と、十一月の十五度と、真冬の十度以下では、必要な一枚がまったく違います。

そこで今回は、レディースの秋コーデを「何月に着るか」ではなく「何度で着るか」で並べてみました。ジップアップパーカー、裏起毛トレーナー、シャギーニット、そしてリバーシブルのボアジャケット。気温が下がる順に並ぶ四着です。

それぞれの素材とシルエットが、どの気温でいちばん力を発揮するのか。スタイリングの理屈まで含めてご紹介します。
【25℃前後・九月】まだ暑い日の、羽織るだけの一枚
ロゴデザインジップアップパーカー(22192)

秋の入り口で本当に必要なのは、暖かい服ではありません。朝と昼の気温差を、着脱で吸収できる一枚です。その意味でジップアップパーカーは、この季節にもっとも理にかなったアイテムだといえます。

素材とシルエット
本体はふくれジャガード(ポリエステル100%)。表面に凹凸のある編み地なので、無地でも平坦に見えず、光の当たり方で表情が出ます。ポケット部分には配色のニットが切り替えで入り、ゆるいシルエットの中に一点だけ視線が集まる設計です。
サイズはM/L/XL/XXLの四展開。Mで着丈54.5cm・肩幅57.5cm・身幅58cm、XXLで着丈59cm・肩幅65cm・身幅64cmと、同じデザインでゆとりの量を選べます。肩の線が落ちるドロップショルダーなので、大きめを選ぶほどこなれた印象になります。

色の使い方
カラーはホワイトとグレーの二色。どちらも「軽さ」のある色で、まだ日差しの強い九月に重たく見えません。特にグレーは、この後に登場する三着すべてと相性がよく、秋の入り口から真冬までクローゼットの中で働き続けるカラーです。

着こなしのポイント
写真では、光沢のあるプリーツスカートと合わせています。カジュアルなフーディーを、あえてきれいめなボトムスで受けるという発想です。パーカーをスウェットやデニムと合わせると、コーディネート全体が部屋着に近づいてしまう。素材の違うボトムスをぶつけると、同じ一枚が街の服になります。

インナーには半袖のTシャツを。前を開けたまま羽織って、暑くなったら脱ぐ。この一枚があるだけで、気温が読めない九月の外出がずいぶん楽になります。旅行やちょっとした移動の多い日にも、軽アウターとして活躍してくれるはずです。 ロゴデザインジップアップパーカー(22192)をプリーツスカートに合わせた秋コーデ
【20℃前後・十月】朝晩が冷えはじめたら、裏起毛へ
アニマルイラスト裏起毛トレーナー(22044)

十月に入ると、羽織りものだけでは朝の寒さに追いつかなくなります。ここで一枚の内側そのものを変えるのが、裏起毛のトレーナーです。

素材とシルエット
本体はポリエステル80%・綿20%、リブ部分はポリエステル71%・綿26%・ポリウレタン3%。肌に触れる裏面が起毛しているので、シャツやニットを重ねなくても、この一枚で体温が逃げにくくなります。
サイズはフリーの一展開で、着丈58cm・肩幅57cm・バスト114cm・袖丈52cm。肩幅57cmに対してバスト114cmという数字が示すとおり、身幅にたっぷりとゆとりのあるドロップショルダーです。着丈58cmは腰骨が隠れる程度のミディ丈で、スカートにもパンツにも収まりがよい長さになっています。

色とデザイン
カラーはオフホワイト、ネイビー、オートミールの三色。胸元には犬と猫のアニマルイラストと、刺繍のロゴが入ります。イラストものは子どもっぽく転びやすいのですが、この一枚は色数を抑えた線画で、大人のカジュアルに置いても浮きません。

着こなしのポイント
写真ではネイビーを、ベージュのカーゴパンツと合わせています。濃い色のトップスに明るいボトムスを持ってくると、上半身がコンパクトに見えて、ゆったりしたシルエットでも重たくなりません。

逆にオートミールやオフホワイトを選んだ場合は、ボトムスを黒やブラウンで締めるときれいにまとまります。裏起毛トレーナーはレディースの秋コーデの中でもっとも着回しの効くアイテムのひとつなので、手持ちのボトムスの色から逆算して選ぶのがおすすめです。 アニマルイラスト裏起毛トレーナー(22044)のネイビーをベージュのカーゴパンツに合わせた秋コーデ
【15℃前後・十一月】空気が乾いたら、毛足のある素材を
アーガイル柄シャギーニット(22040)

気温が十五度あたりまで下がると、装いの印象そのものが変わります。空気が乾いて光が硬くなるこの時期、平らな生地ばかりだとコーディネートが寒々しく見えてしまう。そこで効いてくるのが毛足のある素材です。

素材とシルエット
シャギーニット(ポリエステル100%)のふんわりとしたモヘアタッチ。毛足が長い素材は光を乱反射するので、同じグレーでもニットのほうが柔らかく、暖かそうに見えます。これは色ではなく素材が作る印象です。肌に当たってもチクチクしにくい仕上げなので、インナーを気にせず着られます。
サイズはフリーで、着丈66cm・肩幅63cm・バスト126cm・袖丈52cm。肩幅63cm、バスト126cmはかなりゆったりとした設計で、肩の位置が大きく落ちるドロップショルダーのシルエットになります。すとんと落ちる分だけ、体の線を拾いません。

色の使い方
カラーはピンクとブルーの二色展開。どちらもくすみを含んだ配色のアーガイル柄で、地の色・柄の色ともに彩度が抑えられています。総柄でありながら主張が強すぎないのは、この色設計のおかげです。

着こなしのポイント
写真では、淡いブルーのアーガイルをライトブルーのワイドデニムに合わせています。柄物のトップスにはあえて色数を足さず、ボトムスをデニム一択にするのが、いちばん失敗の少ないシャギーニットのコーデです。

きれいめに寄せたい日は、とろみのあるスカートを。ゆったりした身幅と落ち感のあるボトムスを組み合わせると、全体が縦に流れて大人の雰囲気になります。柄と素材で情報量のあるトップスなので、アクセサリーは足さないほうがまとまります。 アーガイル柄シャギーニット(22040)のブルーをワイドデニムに合わせた秋コーデ
【10℃以下・真冬】一着で、二つの表情を持たせる
リバーシブルボアジャケット(27809)

気温が十度を下回ると、アウターは「おしゃれのため」から「必要だから着るもの」に変わります。だからこそ、毎日同じ一着になる。真冬のアウター選びがむずかしいのは、暖かさと飽きのなさを同時に満たさなければならないからです。

素材と構造
このジャケットは表地がタフタ(ポリエステル100%)、裏地がボア(ポリエステル100%)のリバーシブル仕様です。つまり一着で二着分の表情を持っています。表を出せば、すっきりとしたブルゾン。裏返せば、ボアが主役のふんわりとしたアウター。気分や行き先で選べます。
サイズはM/L/XL/XXL。Mで着丈61cm・肩幅53cm・身幅60cm・袖丈54cm、XXLで着丈67cm・肩幅56cm・身幅63cm・袖丈57cm。ダボつきすぎない設計なので、サイズ選びでゆとりの量を調整するのが正解です。裾はリブ仕様で絞られており、ボリュームのあるアウターにありがちな野暮ったさが出ません。

色の使い方
カラーはブラック、アイボリー、ブルーの三色。ブラックは一枚で輪郭が締まり、インナーの色を選びません。アイボリーはボア面との相性がよく、冬の重い装いを軽く見せてくれます。

着こなしのポイント
写真では、ブラックのブルゾン面に白のインナーを合わせ、ボトムスは同色の黒でまとめています。上下を黒で通して、間に白を一本入れる。この配色なら、ボリュームのあるアウターでも縦のラインが残ります。

ボア面を表にする日は、印象が一気に柔らかくなるので、タートルネックやスカートと合わせてきれいめに振るのがおすすめです。ボアジャケットのコーデは「カジュアルになりすぎる」のが最大の悩みどころですが、リバーシブルであることがそのまま解決策になっています。 リバーシブルボアジャケット(27809)のブラックをブルゾン面で着た真冬のコーデ
秋冬の買い物は、順番で考える

四着を並べてみると、秋から冬にかけて起きているのは「重ね着が増えていく」のではなく「一枚の中身が変わっていく」ことだとわかります。

二十五度では、脱ぎ着できることが正義でした。二十度では、生地の裏側が起毛に変わりました。十五度では、素材そのものに毛足が加わりました。そして十度以下では、裏地に空気を含んだボアが必要になった。気温が下がるほど、服は「表面」ではなく「内側」で勝負するようになるのです。

だからこそ、秋冬の買い物は順番で考えるのが合理的です。九月にボアジャケットを買っても着る日は来ませんし、十一月にパーカー一枚では寒さに追いつきません。いま自分に足りていない気温はどこか。その一段だけを埋めていくと、クローゼットに無駄が出なくなります。

今回ご紹介した四着は、どれも身幅にゆとりのあるシルエットで、手持ちのボトムスを選びません。トレンドを追いかけるのではなく、気温という動かせない条件から服を選ぶ。それが、秋コーデをいちばん長く楽しむ方法だと私たちは考えています。

Belle Ćie では、季節の移り変わりに寄り添うアイテムをご用意しています。今年の秋冬が、少しでも心地よいものになりますように。
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