ベルボトムとは?フレア・ブーツカットとの違いと、秋の着こなし4選【短丈トップス×厚底ブーツ】

ベルボトムとは?フレア・ブーツカットとの違いと、秋の着こなし4選【短丈トップス×厚底ブーツ】

「ベルボトムって、いま穿いていいの?」への答え

ベルボトムを検索する方の多くが、同時に「ダサい?」「流行は終わった?」「似合う人は?」と調べています。先に答えを言うと、ベルボトムはいま穿いていい。一九七〇年代に大流行し、二〇〇〇年前後のY2Kファッションで復活したこのシルエットは、いまや流行というより「フレアパンツの中のひとつの定番」として落ち着いています。迷うのは穿くかどうかではなく、どのフレアを選び、何を合わせ、どの靴で受けるかのほうです。

そこで今回は、ベルボトムとフレアパンツ、ブーツカットの違いを裾幅の実寸で整理したうえで、Belle Ćieのレディースのフレアデニム二本、合わせるトップスの短丈チェックシャツ、足元の厚底編み上げブーツの四品で、秋のベルボトムコーデを組み立てます。

読み終わるころには、「自分に似合うベルボトムはどちらか」「トップスと靴は何を選べばいいか」が決まっているはずです。
【1】ベルボトムとは?フレアパンツ・ブーツカットとの違いを裾幅で見る
フェイクポケットベルボトムパンツ(27863)

まず言葉の整理から。フレアパンツは「裾に向かって広がるパンツ」の総称です。そのうち、膝下から裾にかけて釣り鐘(ベル)のように大きく広がるものがベルボトム、膝下から裾へ控えめに広がり、ブーツの上にかぶせて穿ける程度の裾幅にとどめたものがブーツカット。つまりベルボトムもブーツカットも、フレアパンツの一種です。境目は名前ではなく、膝から裾までの「広がりの量」にあります。

数字で見ると違いがはっきりする
この一本は、Sサイズでわたり幅(太ももの幅)21cm・裾幅26cm。太ももから裾まで5cm広がるのに対し、次にご紹介する22293は同じSでわたり幅24.5cm・裾幅30cm。裾幅が4cm違うだけで、写真の印象は「ブーツカットに近いベルボトム」と「はっきりしたベルボトム」に分かれます。ベルボトムを穿くのが初めての方には、広がりが控えめなこの一本から入るのをおすすめしています。

素材とシルエット
綿97%・ポリウレタン3%のストレッチデニム。膝上から斜めに入った切り替えラインが、そのまま裾へ向かう広がりのラインになっています。脚の途中にラインが入ることで視線が縦に流れ、太ももの幅が細く見えるのがベルボトムの美脚効果の正体です。表面は洗い加工でヴィンテージのような色ムラが出ており、無地のトップスと合わせても平坦になりません。
サイズはS/M/L/XL/XXL/XXXLの六展開。Sで総丈94cm・股上25.5cm、XXXLで総丈99cm・股上28cm。ウエストは60cmから80cmまで4cm刻みで揃います。カラーはネイビーの一色です。

デザインの見どころ
前身頃のポケットはフェイク(飾り)で、実用のポケットは後ろに付きます。前をあえて飾りにしているのは、お腹まわりに物を入れて膨らませないため。ハイウエストのフレアは腰から膝までを細く見せてこそ効くので、この設計は理にかなっています。

着こなしのポイント
写真では、黒の短丈トップスと黒の厚底ローファーで挟んでいます。上を短く、足元に厚みを。これがベルボトムの基本のバランスで、この記事の後半はすべてこの一文の詳しい説明だと思ってください。 ベルボトムとは?フェイクポケットベルボトムパンツ(27863)を黒の短丈トップスと厚底ローファーで合わせた秋コーデ フェイクポケットベルボトムパンツ(27863)の裾の広がりを横から見たフレアデニムのシルエット
【2】ベルボトムが似合う人の条件は、身長ではなく「腰の位置」
バックリボンフレアデニム(22293)

「ベルボトムは背が高くないと似合わない」とよく言われますが、正確ではありません。似合うかどうかを決めているのは身長ではなく、脚の付け根がどこに見えるかです。ベルボトムは膝から下にボリュームが出るぶん、腰の位置が低く見えると脚が短く見えてしまう。逆に腰の位置さえ高く見せられれば、身長に関係なく脚長のラインが成立します。

素材とシルエット
綿70%・ポリエステル30%のデニム。Sサイズで股上25.5cm・股下72cm・総丈96cm。27863と股上は同じですが股下が2.5cm長く、裾幅は30cm。膝から下を長く、大きく取った、いちばんベルボトムらしい一本です。ハイウエストの位置で腰が決まるので、トップスをタックインするだけで脚の始まりが上に移動します。
サイズはS/M/L/XL/XXLの五展開。ウエスト60cmから76cm、ヒップ82cmから90cm。カラーはサックス、ブルー、ホワイトの三色です。

後ろ姿のリボン
ウエストの後ろに、立体のリボンが付きます。前から見るとシンプルなハイウエストデニム、振り返るとリボン。フレアの大きな裾が主役になりやすいパンツですが、視線を腰の高い位置に一度戻す仕掛けがあることで、脚の長さがより強調されます。

色の使い方
秋におすすめしたいのはホワイト。夏の白デニムとの違いは、合わせるトップスの色です。黒やネイビー、ブラウンのニットやシャツと合わせると、白いフレアの裾が秋の暗い色の中でいちばん明るい場所になり、コーディネートの重心が下がりません。サックスとブルーはデニムらしい王道の色で、こちらは足元を黒でしめると大人っぽくまとまります。

着こなしのポイント
トップスは必ずウエストの位置で終わらせること。長いトップスを裾出しにすると、せっかくのハイウエストとリボンが隠れ、腰の位置が下がって見えます。短丈のトップスか、長い場合はタックイン。この一本は「上を短くする」だけで、ほとんど完成します。 バックリボンフレアデニム(22293)の後ろ姿。ハイウエストのリボンと裾幅30cmのベルボトムシルエット バックリボンフレアデニム(22293)ホワイトを短丈トップスとタックインで合わせた脚長コーデ
【3】ベルボトムに合わせるトップスは、短丈が正解
ショート丈長袖チェックシャツ(27518)

フレアパンツのコーデで、いちばん多い失敗は「上も下もボリュームがある」状態です。裾の広いパンツにゆったりしたトップスを重ねると、体のどこにも細い場所がなくなり、全体がぼんやりします。対策はひとつ。トップスの裾を、パンツのウエストの高さで止めることです。

素材とシルエット
ポリエステル65%・綿35%のTCビエラ。ビエラは表面を軽く起毛させた織りで、薄手なのに秋の見た目になります。着丈はSで45cm、XLで48cm。一般的な長袖シャツより15cmほど短く、ハイウエストのパンツと合わせると裾がちょうどウエストの上で終わります。肩幅47cmから48.5cm、バスト91cmから94cmで、身頃にはゆとりがあり、袖は50cmから52cm。短いのは丈だけで、袖と身幅はゆったりしています。
サイズはS/M/L/XLの四展開。カラーはネイビーの一色。柄は濃淡で表現したオンブレチェックで、白いトップスをインナーにするとチェックの輪郭が引き立ちます。

短丈シャツの二つの着方
ひとつは前を開けて羽織る着方。インナーの白いタンクトップやTシャツが縦に細く見え、そこにベルボトムのハイウエストが続くので、脚が長く見えます。もうひとつは肩を落として羽織る着方で、写真のように黒のフレアパンツと合わせると、上半身は軽く、下半身はすとんと落ちる、秋らしい抜け感のあるバランスになります。

秋の一枚として
名古屋の十月前半は、過去三年の平均で最高気温が二十三度から二十六度。日中は長袖一枚、朝晩は羽織りがほしい気温帯です。裏地のない薄手のシャツを羽織りとして持っておくと、この時期のデニムコーデがそのまま十一月の手前まで使えます。チェックシャツを秋に探す方が増えるのは、まさにこの気温帯です。 ショート丈チェックシャツ(27518)を黒のフレアパンツに合わせた、ベルボトムに合う短丈トップスの秋コーデ ショート丈長袖チェックシャツ(27518)ネイビーのオンブレチェックとゆとりのある袖
【4】ベルボトムに合う靴は、裾に隠れる厚底ブーツ
編み上げショートブーツ(27571)

「フレアパンツに靴は何を合わせるか」は、ベルボトムを買ったあとにいちばん検索される質問です。答えは、裾の中に隠れて、かつ高さのある靴。ブーツカットという名前が示すとおり、フレアの裾はもともとブーツの上にかぶせるために生まれました。裾の下に厚みのある靴があると、裾が地面につかず、脚の長さが靴の高さのぶんだけ伸びます。ぺたんこの靴だと裾を引きずりやすく、せっかくの広がりが下でつぶれてしまいます。

素材とサイズ
アッパーはPU(合成皮革)。ヒールの高さは4cmで、筒丈はSで13cm、Mで14cm、Lで15cm。サイズはS(23cm)、M(24cm)、L(25cm)の三展開です。ベルボトムのSサイズは股下69.5cmから72cmなので、筒丈13cmから15cmのショートブーツは裾の中にすっぽり収まります。編み上げのデザインですが、サイドにファスナーが付いているので、毎回紐をほどく必要はありません。

色の選び方
カラーはブラックとベージュ。ネイビーのベルボトム(27863)には黒を合わせて足元を引きしめ、ホワイトのフレアデニム(22293)にはベージュを合わせて裾から靴への色の段差を小さくする。この使い分けだけで、同じブーツが二本のパンツで別の表情になります。

秋冬の足元として
編み上げブーツの検索が増えるのは十月から一月にかけて。厚底の安定感と4cmのヒールで、フレアパンツの裾を引きずらない高さを、歩きやすさを犠牲にせずに作れます。秋の入り口に一足あると、デニムだけでなくスカートのコーディネートまで、足元の答えが決まります。 編み上げショートブーツ(27571)ベージュ。ベルボトムやフレアパンツの裾に隠れる厚底ブーツ 編み上げショートブーツ(27571)ブラックの着用イメージ。ヒール4cmの厚底とサイドファスナー
よくある質問

Q. ベルボトムは低身長でも似合いますか?
A. 似合います。条件は腰の位置を高く見せること。ハイウエストのフレアに短丈トップス、足元に厚底という組み合わせなら、身長ではなく比率で脚長が決まります。裾が長い場合は、厚底ブーツで高さを足すか、裾上げで調整してください。広がりが控えめな27863のほうが、初めての方には合わせやすい一本です。

Q. ベルボトムとフレアパンツ、ブーツカットは何が違いますか?
A. フレアパンツが総称で、広がりの大きいものがベルボトム、控えめなものがブーツカットです。今回の二本で言えば、裾幅26cmの27863がブーツカット寄り、裾幅30cmの22293がベルボトム寄りです。

Q. 秋のベルボトムコーデで気をつけることは?
A. 上にボリュームのあるニットやジャケットを重ねる季節なので、トップスの丈がいつも以上に大事になります。短丈で止めるか、タックインで腰の位置を作る。足元はスニーカーよりブーツのほうが、裾のラインがきれいに出ます。
まとめ:ベルボトムは「上を短く、足元に厚みを」で決まる

四品の共通点は、すべてが「腰の位置を高く見せる」ために働いていることです。裾幅26cmと30cmの二本のフレアデニムはハイウエストで脚の始まりを上げ、着丈45cmの短丈チェックシャツはトップスをウエストで止め、ヒール4cmの厚底ブーツは裾の下に高さを足す。ベルボトムのコーデは、流行りかどうかで悩むものではなく、この三つの理屈で組み立てるものです。

まずはどちらのフレアが自分に合うかを、裾幅の数字から選んでみてください。あとは短丈のトップスと厚みのある靴を添えるだけで、秋のベルボトムはきれいに成立します。Belle Ćieは、その一本目から足元まで、同じ考え方で揃えられるようにご用意しています。
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